れもんどう

エンタメとポイ活が好きなITエンジニアのつぶやき。

データ全消しおじさんの気持ちはわからないでもない

こんにちは、まりおです!

データを全部消した

先日衝撃的なニュースが。

とある会社の元情報システム部門のおじさんが会社の顧客情報など大事な情報を全て消した。そして、おじさんは逮捕されています。

私も情報システム部門のお仕事をしていますので、興味津々な事案。

データ全消しおじさんは取り返しのつかないことをしました。犯罪だし、勤めていた会社にも多大なる影響を与えた。許されないことですが、Twitterを見ているとよくやった!!!などの擁護派意見が多かったです。

情報システム部門の大切さ

職種は違えど、保育士さんは危なっかしい子どもの命を守らないといけないのに悪い労働環境・低賃金が問題視されていると思います。私はそれと情報システム部門は同じような感覚に思っています。もちろん、子どもの命と代えられるものはないですが、企業情報だって大事、明日の生活がかかっています。

そんな中、情報システム部門の社員が会社の悪い労働環境・低賃金に怒ってデータもバックアップも何もかも消すということはあり得ますし、起こりました。

介護士が老人ホームで見ている老人から日常的にストレスを感じ続け殺害してしまうのと私は同じ感覚だと思います。

企業の大事な情報をシステム管理者という立場で守っています。それなのに、会社や客は情報システム部門をないがしろにしています。

劣悪環境でこの情報を守ってほしいと言われたって、信頼関係は出来上がってないのですから、情報を消してやりたいとか迷惑かけてやりたいと思う、このおじさんの気持ちは、正直、とってもよく分かる。けど、ダメだということは理性があるので分かっています。

ですが、このおじさんはやってしまった。理性が保てないくらい、会社を恨んでいたのでしょう。

サービスをしすぎな日本

「安かろう悪かろう」と言われていましたが、今は「安くてとっても良いサービスを」の精神ですよね。素敵なサービス精神に甘えて、大した金も払ってないのに多大なサービスを求めてくる。飲食店に行ったって、教育にしたって、今回のシステムにしたって、みんな安さばかりを重視しているように思います。

企業にとっても、家計にとっても、サービスや商品が安いに超したことはないですが、その金額に見合ったサービスかどうか、過剰なサービスされていないか、反対に対価に見合ってないのではないか、正当な評価を出来る人でありたいですね。